歌の上達のために絶対やっていけないこと

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本日は、「ヴォーカルの常識7つのウソ」
第5のウソ:「歌うことと話すことって別よね??」前半をお伝えします。

「さぁ、今日も頑張って歌うぞ!!」

と歌いだすときに、いかにも今から戦いでも始めるかのように
身構えてしまっていませんか?
(気持ちを集中させることは大事なので、肉体的な面と精神的な面とは別です)

 

たくさん息を吸って、力を入れて歌う。
まさか、あなたはこんな原始的な歌い方をしてはいませんよね?
こんな歌い方をしていて満足するのは歌っている本人だけ。


頑張って歌っているにも関わらず、
周りの人にはな〜んにも伝わっていません。
恐怖の自己満足なのです。

歌の上達するために絶対やってはいけないことですね。


本来、話すことと歌うことは全く同じこと、
同じメカニズムなのです。


ですから、歌う時に話す時と違ったスイッチが入ってしまう人は(発声において)、
危険信号が点滅していると思ってください。
残念ながら、その歌い方は間違っています。

発声の仕組みを簡単に説明しますと、


口から吸い込んだ息が気管、気管支を通って肺に入ります。

肺から吐き出された息が気管支、気管を通って声帯に当たり、
声帯に振動を起こし、音(喉頭原音(こうとうげんおん))が発声します。

そして、咽頭(いんとう)、口腔(こうくう)、鼻腔(びくう)、頭部で
共鳴して声が完成します。

このメカニズムは話す時も歌う時も全く同じなのです。

要チェック!


ただ、話すときよりも歌の方がより広い声域が必要になりますが、
このピッチのコントロールは声帯のストレッチで行います。


続きはまた明日お伝えしますね。

本日は、
ヴォーカルの常識つのウソ
第5のウソ:「歌うことと話すことって別よね??」前半をお届けいたしました。

後半はこちら