本日は、「ヴォーカルの常識7つのウソ」
第4のウソ:「歌いだす前に、息は思いっきり吸い込む??」後半をお伝えします。
前半はこちら
歌に必要な息の量とは、
“会話の時と同じ量“
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要チェック!
というお話を前半でしました。
しかし、あなたは今この事実を信じることは、
難しいのではないでしょうか?
それは、実際その感覚を体験したことがないからです。
会話の時の息で...ということは、
頑張らなくても長いフレーズも
難しいフレーズも歌えるということなんです。
あなたもそんな風に歌えるようになったら感動しますよね?
それはそれはとても気持ちのいいものです。
息を思いっきり吸い込むと体に力が入ります。
肩があがったり、お腹まわり、脇腹が大きく膨らんだり...。
体に力が入ると、喉にも力が入りますので、
喉が締め付けられる=声が出難くなる、息と声が詰まる、響かなくなるetc
いろいろな問題が発生してきます。
また、思いっきり勢いよく吸った息は勢いよく出てしまうので、
頑張って吸っても一瞬で浪費してしまう結果になるのです。
とても効率が悪いですね。
では、思いっきり吸っても、その息を保持すればいいのでは?
と思う人もいるかと思います。
思いっきり吸ったことですでに体に力が入っています。
さらにそれを維持しようと力が入るので、
どんどん苦しくなってしまいます。当然喉は開きません。
歌の時に必要な呼吸は会話の時と同じ
最小限の息の量で十分なのです。
最初は信じられないかもしれませんが、
会話の時と同じ呼吸で歌えるようになった時、
あなたの歌は劇的に変化します。
歌いながら呼吸のことばかり考えていたら、
あなたの集中力は歌の世界から離れてしまっているということなのです。
会話の時と同じ呼吸で歌えるようになるということは、
無意識な呼吸なので、
歌の世界に100%集中できるということなんですね!
しかも、長いフレーズも難しいフレーズも楽に歌えるようになる。
そんな歌が歌えるようになったら素敵ですよね!
第5のテーマは『歌うことと話すこと』です。
歌うことと話すことは別のことだと思っている人、
多いんですよね...。