本日は、
第3のウソ:「高い声が出れば歌が上手くなる!って本当?」後半をお伝えします。
前半はこちら
正しい発声のメカニズムを知り、
正しい発声法をしっかりマスターすることで、
結果として、高音域も低音域も広がり、
最低音から最高音までブレイク(声の変わり目やひっくり返ったり
弱くなる部分)のない繋がった声(ミックスボイス)を
手に入れることが可能になるのです。
というお話を前回しましたね。
高音を鍛えることは当然重要ですが、
高音だけ鍛えても歌は上手くなりません。
高音の問題を切実に訴えてくる人の声を聴くと、
高音だけではなくて、中音、低音も含め、
全体に問題があるという場合がほとんどです。
あなたが今解決したい問題は高音だとして、
高音ばかりにこだわって練習して、
少し高音が出せるようになったとしても、
それが力任せな方法だとしたら、
かなり致命的な悪い癖を身につけてしまうことになるのでとても危険です。
曲というのは低音から高音まで使われているわけですから、
低音域、中音域と繋がりがなく、
バランスがバラバラだったら、
曲としてまとまりのないものになってしまいます。
ではどうしたらいいのか?
高音の正しい鍛え方を簡単に解説しますね。
発声のメカニズムから見ると、
正しく高音域をトレーニングすることは低音域を広げることに繋がり、
逆に正しく低音域をトレーニングすることは高音域を広げることに繋がります。
ですから、効率良く高音域を広げるためには、
低音域も正しく鍛えることがポイントになってくるのです。
そうやって声域全体を鍛えた声は、とてもバランスの良い声になるのです。
あなたもぜひ
最低音から最高音まで繋がったひとつの声(ミックスボイス)を手に入れましょう!
次回の第4のテーマは『歌に必要な息の量』です。
歌いだす前に息は思いっきり吸い込むものと思っている人、
多いんですよね...。