第1のウソ:「 歌の上達 = 腹筋 という思い込み」
「かおり先生、腹筋は使わなくて良いんですか?」
もう100万回(というのは大袈裟ですが、気持ち的にはそれくらい)
受けた質問です。
「お腹から声を出す」
このことを信じている人は本当に多いです。
そう言う私も、高校時代は毎晩腹筋100回を
日課にしていました(笑)
歌うとなると、自動的に腹筋が動くように訓練されていたので、
特に力を入れているという感覚はありませんでした。
当時の私にとっては、とても自然なことでした。
しかし、留学してレッスンを受けると、
「力を抜いて!」
「お腹を押さないで!」
と繰り返し注意されるのです。
もうパニックでした。
「お腹から声を出さなかったら、どこから出すの?」
めちゃくちゃ不安を感じつつ、言われる通りやってみることにしました。
発声のメカニズムを学び、レッスンを続け、最終的には
“目から鱗”状態で、思いっきり納得したわけですが、
その仕組みを、あなたにも少しご理解いただき、
今後の参考にしていただきたいと思います。
腹筋はもともと大きな筋肉ですから、
歌に必要な筋力はすでに十分あるのです。
それよりも声帯のコントロールに、
必要な筋肉を鍛えることの方が実は重要なのです。
私がレッスンした生徒の8割は、初回のレッスンが終わったあと、
「かおり先生、腹筋は使わなくて良いんですか?」
と質問してきます。
あなたもきっとそう質問してくるのではないでしょうか?
私の答えは
「使わないでください」
みんな目をまん丸くして驚きます。
なぜこんな非常識と思えるような大胆なことを言うのか...?
それは・・・
歌う時に大事なこと、それは“喉を開く”ことだからです。
↑
要チェック!
あなたは“喉を開く”なんて考えたことありますか?
きっとないのではないでしょうか?
しかし、これは本当に、本当に大事なことなのです!
これを知らずして、他のどんなトレーニングをしても、無駄。
詳しい理由はまた明日お伝えしますね。
本日は、
ヴォーカルの常識7つのウソ
第1のウソ:「 歌 = 腹筋 という思い込み」の前半をお届けいたしました。
後半はこちら