前回、前々回と声が出にくくなってきた原因についてお伝えしました。
前回の練習しているけど声が出なくなってきている、
どんどん歌が下手になってきている1番の原因は、
【練習方法が間違っている】
でしたね。
方法とは関係なく稀にですが、
病気が原因の場合もあります。
耳鼻咽喉科系の病気は納得しやすいのですが、
声に直接関係のなさそうな消化器系の病気が影響していることもあります。
それから同じく稀ですが、
メンタルが上達を邪魔している場合もあります。
詳しく説明すると長くなるので今回は割愛しますね。
病気やメンタルが悪影響を及ぼしている場合は、
そちらのケアをしながらボイストレーンングを慎重に進める必要があります。
ここまでは前回の補足です。
さて、本日のテーマは、
「ボイストレーニング初心者が気をつける6つのポイント」です。
「初心者ですがレッスンを受けても大丈夫ですか?」
というお問い合わせをよくいただきます。
私に言わせると、
初心者ほどラッキーなものはないのです。
手前味噌で恐縮ですが、
初心者で石川と縁があったということは相当ラッキーだったりします。
初心者は悪い癖がない更の状態な訳です。
その更の状態からレッスンができるので、すんなり上達していけるのです。
間違った練習を積み重ねてしまった方は、
まず、悪い癖を取り除く作業が必要です。
実は更の状態から正しい発声法を身につけるより、
悪い癖を取り除く作業は何倍も大変なのです。
取り除くことは可能なので絶望して欲しくはないのですが、
悪い癖を直すのは思っている以上に大変ということなのです。
要するに、マイナスからゼロに戻す作業です。
初心者は悪い癖がないのでゼロの地点にいるわけですから、
レッスン開始と同時にプラスに移行していけるのです。
ゼロから1へ進むエネルギーと
-1からゼロに進むエネルギーは
同じ1でも全然違ったりします。
-1からゼロの方が苦しいのです。
悪い癖を身につけてしまった人も程度によっては、
-1だったり-5だったりー10だったり人それぞれです。
なのでボイストレーニング初心者の方、
悪い癖のない更の状態であるその価値を理解して大事にして欲しいです。
安易に間違った練習やレッスンを始めて、
折角のメリットを失ってしまうのはとても勿体無いです。
ということで、ボイストレーニング初心者で悪い癖のない更の状態の方には
練習方法を慎重に選んでいただきたいと思います。
今後の明暗が分かれる選択になります。良い選択をしてくださいね。
石川芳のボイストレーニングを選んでいただけると嬉しいですが、
そうでなくても、次のポイントをチェックして練習方法やレッスンを選んでくださいね。
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1 お腹や喉に力を入れない
2 頑張らない
3 無理しない
4 たくさん息を吸わない吐かない
5 自然の発声に逆らわない
6 楽に声が出る
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