ボイストレーニングの本を使って練習されている方も多いでので、
今日は私の教則本についてのお話です。
良くあるご質問の一つに、
「どの本から読んだらいいですか?」
というお問合せがあります。
「あなたの直感でピンと来たものから始めてください。」
これでは参考にならないと思いますので、
本日から1冊ずつご紹介していきます。
もしあなたにピンと来る本がありましたらぜひお読みくださいね。
まずはこちら
↓ ↓ ↓
☆1週間で3オクターブの声が出せるようになる本
無理な力を入れずに声域を拡げる
驚きのボイス・トレーニング(CD付き)
(リットーミュージック )
記念すべき私の処女作。
そして、ベストセラーになっているボイトレ本です^^
すでにお読みいただいていた皆様、
こんなところから申し訳ございませんが、
本当にありがとうございます♡
この本は私が日頃指導している発声法の基本を、
非常に分かりやすくコンパクトにまとめた1冊です。
重要なポイントは腹筋信者からの卒業で、
発声は腹筋でも肺活量でもなく、
声帯なのだ!!
ということを伝えています。
そのためには、
常に、ご自身の最低音から最高音まで、
無駄な力を抜いて、喉を開いて声を出すことが重要なんですね。
そんなトレーニングを紹介しています。
この本でたまにある誤解は、
高音を出すことがすべて・・・みたいに捉えられることなんです。
本をきちんとお読みいただければ分かることなんですが、
×3オクターブ=高音
ではなく、
最低音から最高音まで万遍なくきちんと鍛える。
チェストボイスとファルセットをしっかり鍛えて、
それからのミックスボイスで3オクターブなんです。
歌を歌う時、高音だけで歌う訳ではないですよね。
低音域から中音域、そして高音域までをメロディーは自由に漂う訳です。
3オクターブの中には、
低音域も中音域も高音域も含まれる、
あなたの声域の最低音から最高音までをきちんと鍛えるということなんです。
何となくお分かりいただけましたでしょうか?
さて、この本の内容を簡単にまとめると、
♪リラックス
♪自然なブレス
♪チェットボイス
♪ファルセット
♪声帯ストレッチ
♪3オクターブ
この6つのテーマに沿った解説とトレーニングを紹介しています。
まず1冊・・・と悩まれたら、
この本から始められることをおススメします!
今までの間違った発声の思い込みに気づいて目から鱗・・・とか、
ウソだと思って実践してみたら、あらびっくり楽に歌えた・・・とか、
今まで超えられなかった壁が越えられた・・・とか、
嬉しい声をたくさんいただいています。
発声器官というのは目に見えないので、
教則本を読みながら独学というのは限界があるのも事実です。
どうしたら発声の正しい感覚が書籍を通して伝わるだろうか?
もの凄い一生懸命考えて書いた本なので、
ボイトレの教則本としてはとても分かりやすい内容になっていると自負しています。
人は自分の経験の中でしか物事を理解できないので、
一度読んで、「あぁ、分かった。」で終わりにせず、
練習しながら何度も読み返してください。
ご自身の成長とともに、理解が深まっていくことと思いますよ。
無駄な力を抜いて、喉を開いて、自然な呼吸で歌えるようになると、
あなたがまだ知らない本当のあなたの声に出会えます。
その日を楽しみに練習してみてください。
千里の道も一歩から。