マスクをしていても楽な発声のコツ

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こんにちは。
VOCAL PLANETの石川芳です。

夏のマスクは暑くて大変ですね。
ただマスクをしているだけでも大変ですが、
仕事上喋る時間が多い方はさらに苦労されていることと思います。

マスクしながら喋っていると喉が疲れる・・・
いつの間にか声が枯れている・・・
そんな声をよく聞きます。

そこで今日は、
【マスクをしていても楽な発声のコツ】をお伝えします。

仕事上マスクして喋らなければならいのが辛い・・・
と感じている方はぜひ参考にしてくださいね。

早速ですが、相手に自分の声がきちんと聞こえていないとなると、
そんな時あなたならどうしますか?

恐らく、力を入れて大きな声を出そうとするのではないでしょうか。
多くの人がついやってしまいがちなことなのですが、
実はこれが大きな間違いの原因だったりするのです。

確かに多少大きな声にはなるのですが、
力任せの発声は喉を消耗させてしまうので、
続けていると、喉が痛くなったり、
声がかすれてしまったりするのです。

それでも喋り続けなければならなかったりすると、
声を出すのが〈辛く〉なってしまうのです。

【マスクをしていても楽な発声のコツ】

それは、大きな声を出そうとするのではなく、
通る声を出すことなんです。

通る声とは力ではなく〈共鳴〉がポイントです。

大きな声と通る声、違いが分かりにくいかもしれませんが、
力を入れて大きな声を出すことと、
上手に響かせて声を出すことは全く別ものです。

例えば、シンバルを掴んでスティックで力一杯叩いても響きませんが、
手を離すと軽く叩いただけでもの凄く響きますよね。
そのイメージです。

通る声、響く声を出す時に力は必要ないのです。
むしろ邪魔になっているのです。

逆に力を抜いて上手に声を響かせてあげることで、
頑張らなくても通る声になります。

とは言え、共鳴はこれだ!!という感覚は、
ボイトレ中級以上の方でないとピンとこない要素だったりします。

喉を開いて声を出すことが共鳴には必要なのですが、
喉を開くという感覚もまた訓練が必要なので、
喉を開くとか共鳴という感覚がよく分からない方は以下のことを意識してみてください。

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まず、首回り、肩、腹部、背中の無駄な力を抜いて、

そして、いつもより〈ほんの少し〉広角はっきり動かす。

くれぐれもほんの少しです。頑張らないでくださいね。
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完璧に喉を開く、響かせることができなくても、
今よりは楽に喋れるようになることで負担は確実に減っていきます。

喉を開くことも共鳴も完璧を目指すなら、
徹底的に無駄な力を抜くことが不可欠です。

ただ、皆さんが感じる無駄な力より、
ご自身では見えない、感じない無駄な力があって、
その無駄な力までが抜けるかどうかが
世界が変わるほど声や歌が変わるコツだったりします。

【マスクをしていても楽な発声のコツ】は、
・無駄な力を抜く
・喉を開く
・共鳴
・いつもよりほんの少し広角をはっきり動かす

このメールを長年お読みいただいている方はもうお分かりですね。
結局、マスクをしていても、していなくても、
正しい発声ができていれば鬼に金棒ということです。

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