ボイストレーニングの方法を見つける

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本日は、ボイストレーニングの方法を見つける ことについお話していきます。   前回は基礎から固めることの重要性をお話しましたが、 本日はそれに類似した内容で『ボイストレーニングの目移り』についてです。   熱心さも質というか方向性がとても大事で、 熱心であってもその質や方向がズレていると効果がでません。   大人なら気づくかなと思うのですが、 レッスンで幅広い年齢層の方を接して感じるのですが、 これって大人だとか子供だとか関係ないようです。   近年は情報が簡単に手に入るので、 ボイストレーニングについてもいろいろ調べている方も多いと思います。   それはそれで良いのですが、問題なのは、 次から次へと新しい情報をむさぼるように探している人。   根無し草のように次へ次へとただ漂っていて、 決して深く理解しているわけではない。   これでは知識も中途半端で、 実際の発声も何ら身に付いていない状態。   これでは折角の熱心さも無駄になってしまいますよね。 これを私は「ボイトレジプシー」と呼んでいます。   今は簡単に情報を手に入れられる時代ですから、いろいろ調べて、 ご自身で納得する一つのメソッド(方法)を見つけたらいいと思います。   ここが大事ですよね。 確立した一つのメソッドを見つけ、それをしっかり身に付ける。   それなしに声が変わることはないと思っています。 いろいろな人の意見の上澄みだけすくって満足していてはダメなのです。   いろいろ調べて「これだっ!!」と閃く、 そういう感覚も大事だったりします。   「これだっ!!」と閃いたら、 あっちこっち行かずに、それをしっかり身に付ける練習することです。   「これだっ!!」と閃くのがこのボイトレブログならとても嬉しいですが、 これもひとつの出会いだったりしますので、そうでなくてもいいと思います。   最初はいろいろ調べたり探したりするのは当然です。 そのあとが大事なんですね。   「これだっ!!」と言う方法を見つけたら、 目移りせずその方法を確立させる方向に熱心さを向けてくださいね。   いつまでたっても「ボイトレジプシー」では残念ながら上達しません。 お気をつけください。     確立した発声のメソッドが学べるレッスンをお探しの方は、 『スーパーヴォーカリスト養成講座』をご確認ください。     (お願い) このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう 時間を割き心を込めて書いております。 同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、 記事の内容を転載されることは構いませんので、 ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。