ボイストレーニングの応用
本日は、ボイストレーニングの応用についてです。
前回は私のボイストレーニングは
世間一般に言われていることと真逆で戸惑う方も多いとお話しました。
一方で「この方法だ!!」と閃いて、
レッスンを始めてくださる方もいらっしゃいます。
皆さん熱心ですし、
早く上達したくてうずうずしている方も多いです。
ボイストレーニングを始めてしばらくは、
無駄な力を抜くことと、喉の締め付けを緩めることに集中します。
これは発声が変わり、声が見違えるほど良くなるための、
基本中の基本。
揺るぎない基礎を作るためのレッスンを始めたばかりで、
「歌に反映されない・・・」と悩む方がいらっしゃいます。
ひと言で言ってしまえば、
【その悩みは時期尚早】なのです。
楽器でもスポーツでも、基礎の動きが出来ていない時期に、
華やかな動きが出来るわけはないのです。
ピアノ(ギター)を習い始めて指が思うように動かないのに、
楽曲がさらさら弾けるようにはならないですよね。
歌において、ボイストレーニングは基礎。
歌唱はそのボイストレーニングの応用になります。
基礎がある程度固まって、
歌唱の中で応用できるようになっていくんですね。
熱心なことは良いことですし、
早く上手くなりたいという思いも大切です。
しかし、焦り過ぎは禁物。
今やるべきことに集中していくことで結果に繋がります。
逆に今やるべきことをうやむやにして、
先のことばかり思い煩っていても結果はでません。
遠回りなようで、
一歩一歩確実に積み上げて行くことが実は一番の近道だったりします。
しばらくは応用に必要な基礎を作る時間と考え、
取り組まれるのがいいと思います。
『スーパーヴォーカリスト養成講座』に興味のある方は
こちらをご覧ください。