ボイストレーニングと自然な呼吸
ボイストレーニングと自然な呼吸について
本日はお話します。
さて、ボイストレーニングに励んでいる方のヒントになればと、
今月はブレス月間ということでお送りしております。
先日の「吐く息に乗せてうたう」はもうお試しになりましたか。
本日はブレスのまとめになります。
ブレスとは歌にとって必要不可欠なものですが、
それほど重要なものではないのです。
頑張って息を吸ったり、頑張って息を吐いたり、頑張って息を保持したり、
そういうことではないのです。
ブレスの訓練を頑張ってやっている人も見かけますが、
頑張って息を吸ったり、頑張って息を吐いたり、頑張って息を保持したり、
そっちの方向に努力する必要がないということなんですね。
むしろ、頑張らないで自然な呼吸に乗せて声をだせるようになることで、
滑らかに、伸びやかに、艶やかになっていきます。
ただ、レッスンをしていてしみじみ感じるのは、
自然な呼吸が下手な人が非常に多い・・・ということなんです。
なので、ブレスの練習をするとしたら、
力を入れて頑張るという方向ではなく、力を抜くことに集中してください。
こんな少しの息で足りるの？と最初は不安かもしれません。
無駄な力が抜けてくると足りるようになります。
最終的にはブレスを特に意識せず歌えるようになります。
そうなると、とても自然な歌に変わっていきます。
今日やって明日できるとは思えませんが、
コツコツ続けてみてくださいね。
少しずつ変わってくるはずですよ。
今月は本日を含めブレスに関して６本連続で記事をupしました。
読み逃した方は前の記事をお読みください。
さらに詳しく練習したい方は
拙著「１週間で３オクターブの声が出せるようになる本」をお読みください。
このブログでも書籍の内容を紹介しておりますので、
興味のある方はお読みください。
このブログでも１度だけ告知いたしましたが、
先日2/13のバレンタインライブにお越し頂いた皆様、
本当にありがとうございました。
みんなの力で満席となり、
とてもいいライブになったのではないかと思っています。
終わってひと安心ホッとしています。
（お願い）
このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう
時間を割き心を込めて書いております。
同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、
記事の内容を転載されることは構いませんので、
ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。