ボイストレーニング 息の量

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ボイストレーニングで間違えがちな息の量について お伝えします。   ボイストレーニングでの間違ったブレスの思い込みを正していきましょう!! 前回に引き続き、今回もブレスについてお伝えします。   ブレスの位置で息を吸うという思い込みを忘れて、 リラックス・脱力をする場所にする。   というお話を前回しました。 すでに歌が楽になったと感じてくださった方もいるかもしれません。   そして、レッスンでよく質問されることなのですが、 どれくらい吸えばよいのか・・・?   吸う息の量は本当に僅かです。足りていれば十分。 吸ってる吐いてるという意識がないくらいで丁度いいです。   でも、たくさん吸わないと息が続かないんですけど・・・と 言われる方も多いです。   では目一杯吸ったら余裕で息が続きましたか? 歌が楽になりましたか?   冷静に思い返していただくと、目一杯吸ったところで、 楽になったことはなかったのではないでしょうか。   頑張って吸えば吸うほどどんどん苦しくなっていくだけだったりします。 まさに悪循環なんです。   私のレッスンで最初に驚かれることは ここまでリラックスするんですね・・・と力を抜くレベル。   そして次に、この息の量で驚かれます。 本当に僅かな量なんです。   口の奥にフワッと息が当たるのが分かる量でOKです。 それ以上深く、たくさん吸い込もうとしないでください。   なので、たくさん吸わないと落ち着かない人にとっては、 最初はとても居心地の悪い状態に感じます。   本日もまた、だまされたと思って、 吸う息の量を今までの半分とか1/3にしてみてください。   そして前回お伝えした、 ブレスの位置ではリラックス・脱力することも合わせてみてください。   今までなんであんなに頑張って息を吸ってたんだろうっと、 きっとばからしくなると思いますよ。   ブレスの悪い癖がついている人は、 この感覚を掴むまで多少(かなりかも)時間がかかると思いますので、 諦めずに頑張ってくださいね♪     さらに詳しく練習したい方は 拙著「1週間で3オクターブの声が出せるようになる本」をお読みください。   このブログでも書籍の内容を紹介しておりますので、 興味のある方はお読みください。   (お願い) このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう 時間を割き心を込めて書いております。 同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、 記事の内容を転載されることは構いませんので、 ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。