やってはいけないボイストレーニング

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やってはいけないボイストレーニング。 どんどん声がでなくなりますのでお気をつけくださいね。   声帯炎等で喉を痛めてしまった時のボイストレーニングについて前回お話しました。 本日はそれに関連したお話です。   声帯炎等がきっかけで声が出難くなった場合はもちろん、 声帯炎等にはなっていなくても、いつの間にか声が出難くなったという時、 絶対やってはいけないトレーニングがあります。   それは、 力を入れて声を出すトレーニング。   先日の方も私のレッスンに申込む前に、 別のレッスンに通われていたそうです。   そこで、思いっきり腹筋を使って発声させられ、 どんどん声が窮屈になってしまい、これではダメだ・・・と 私のレッスンに申込んでくださったとのことでした。   拙著「1週間で3オクターブの声が出せるようになる本」を お読みいただいたことがきっかけだったようです。   声を出すことが苦しいときは、自覚の有る無しに関わらず、 喉や身体は相当締め付けられています。   そこへ、更なる力を加えたら、 どんどん締まって、ますます声がでなくなっていきます。   まず、声が出難くなった、苦しい・・・ そんな時にやらなければならないことは、 力を入れる、頑張って声をだす、そんなことではなく、 力を抜いて、喉や身体をゆるめてあげることなんですね。   そうやって声を少しずつ解放してあげていくと、 楽に声がでるようになっていきます。   声は絞り出したり、押し出したりするものではなく、 【解放】するものなのです。   なるほど・・・とイメージできる方は、 早速【解放】のイメージを持って練習に取り組んでみてくださいね。   歌うことが頑張ることと刷り込まれている人には、 イメージし難い感覚かもしれません。   歌った時に開放感を味わってみたいという方は、 直接レッスンを受けに来てくださいね♪     (お願い) このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう 時間を割き心を込めて書いております。 同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、 記事の内容を転載されることは構いませんので、 ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。