正確にボーカルレッスン

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正確にボーカルレッスン。 正確に歌の練習をするとはどういうことなのでしょうか?   先日のレッスンで歌唱指導をしていた時のエピソードを 本日はご紹介したいと思います。   初めてレッスンをする曲だったので、 まず1回1コーラスだけ歌っていただきました。   メロディーをまだしっかり覚えていないようだったので、 まずしっかりメロディーを覚えましょう・・・と言いました。   えっ?覚えてますけど・・・というリアクション。   ご本人が覚えているというレベルが、 あまりにあやふやというか雑というか、そんなレベルでした。   まず1フレーズずつ、それが難しいとさらに細かく区切って、 メロディーを確認し、練習していきました。   1コーラス分はやり切れませんでしたが、 かなり細かく音取りをしたので大変だったと思います。   最後に、以前に他のレッスンで指導を受けた時に、 「シャンソンなんできっちり歌わなくていい」と言われたそうなんです。   確かに、ジャズやシャンソンなどは、 自分の間とか、崩しとか大事なんです。   これはきちんと歌える人が敢えて崩す ということなんです。   裏拍どころが拍の頭さえも正確にキープできない人が、 きっちり歌わなくていい・・・というのとは大違いなんです。   この違いは聴き比べると明白なんですが、 まずは正確に歌えるよう練習することが、 ボーカルレッスンとしては重要だと思います。   天才的な方は練習の過程を飛ばしても上手く歌えるのですが、 多くの人はテンポやメロディーをきちんと取れるようになってから、 フィーリングで崩していくというのが適切な方法だと思います。   敢えて崩して譜面通り歌っていないのと、 譜面通り歌う能力がないのとは違うということなんですね。   何だか歌が上手くならないと感じている人は、 正確に覚えることを心がけるといいと思います。     一人で練習しても分からないという方は、 レッスンにご参加くださいね。 「スーパーヴォーカリスト養成講座」     (お願い) このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう 時間を割き心を込めて書いております。 同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、 記事の内容を転載されることは構いませんので、 ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。