体感 ボイストレーニング
ハマクマノミ@沖縄・慶良間
♪喉を開いて声を出す
♪力を抜いて声を出す
そんなボイストレーニングを日々指導しています。
レッスン生の中には、
喉を開いて声を出す、力を抜いて声を出す、
その完成したときの体感を気にしすぎるタイプの人もいます。
このブログを参考に練習されている方、
また、拙著で練習されている方の中にも
同じタイプの方もいらっしゃると思います。
ということで、
本日は体感についてお話しますね。
喉を開いて声をだすということは、
無駄な力を抜いて声を出すことなんです。
言葉では簡単なんですが、
この無駄な力を抜いて声を出すということが
意外と難しかったりします。
ここでしっかり理解して欲しいことは、
理解することと【体感】の違いです。
なぜ喉を開いて声を出す必要があるのか?
そのためにどうすると効果があるのか?
という発声の仕組みを論理的に学ぶこと。
これは頭で理解できる領域のことですよね。
レッスンを始める前でも、声が完成する前でも、
理解することは可能です。
それとは別に喉を開いて声を出すとはどういう感じなのか?
これは理屈で理解することではなく感じること。
【体感】の領域。
この【体感】はどうしたら感じることができるのか?
そこが気になるところですよね。
それはとても単純なんですが、
出来るようになると分かるものなんです。
逆に、出来ないうちにその感覚を掴もうと必死になっても、
残念ながら、その感覚は現れません。
目的としては、その感覚を掴むために練習するわけですが、
その感覚ってどんな感じなのかな?と意識を向けても見えないのです。
見えないから焦ったり、不安になったりしてしまうのです。
そもそも【体感】は出来たときにしか感じられないものなので、
そこを探るのではなく、
その目的に向かって、今やるべきことに意識を集中させることが重要なんですね。
今やるべきこととは
喉を開くために無駄な力を抜くこと。
その結果、無駄な力が抜けて、喉を開いて歌えるようになり、
最終的にリラックスの中で歌う感覚を体感として実感できるようになるのです。
大人なら理屈は理解できると思うのですが、
理屈と同じように【感覚】も頭で理解できると思っていると、
迷宮に入り込むことになります。
きちんと分けて理解することで余計なストレスがなくなり、
間違った方向へ進むこともなくなると思います。
補助無し自転車に乗った感覚は、
補助無し自転車に乗れたときにしか味わえない。
補助無し自転車に乗れないうちは、
補助無し自転車に乗った感覚は分からないのと同じ。
出来た時にしか味わえない感覚を、
出来ていないときに探っても分からなくて当然なのです。
そんなことに時間を費やすのではなく、
今やるべきことに全力で取り組めば、
より早く体感が得られるようになると思います。
しかし、一旦出来てしまうと、
「なんだ、こんなことか。意外と簡単なんだ」と思うわけです。
【体感】は出来た時にしか味わえない。
出来た人しか味わえない。
だからこそ続けることに価値があったりするんだと思います。
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このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう
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