歌が上手くなる
ハマクマノミ@沖縄・慶良間
このブログ読者の方々は、程度の差はあれ、
今より歌が上手くなる方法を探していることに間違いないと思います。
インターネットが普及した現在、
ちょっと検索すると歌のレッスンやボイストレーニングに関する情報が
読み切れないほど出てくる世の中になりました。
便利なことは間違いないのですが、
本日はそんな便利さの中で気をつけていただきたいことをお話したいと思います。
実際レッスン生の中にもいるのですが、
ある意味とても熱心なんです。
1回のレッスンで感覚を掴みきれないこともあります。
すると、どういうことなんだろう・・・?と
一生懸命ネットで検索して調べるのです。
そして、私が伝えていることとは違う結論に辿り着いて、
次のレッスンに来ます。
そんなことに膨大な時間を費やしているくらいなら、
今、目の前で教えられていることを、
分からないなりにも必死で繰り返していれば分かるのに・・・と思います。
【いろいろな方法があるけど、目指しているところは同じ。
いろいろなルートがあるけど山の頂上はひとつ。】
という論理。
断言します。違います。
私に関していえば、腹筋や喉に力を入れて声を出す方法と、
目指しているところは全然違います。
ルートも違えば辿り着くゴールも別だったりします。
登るルートはいろいろあるけど結局同じ・・・ではありません。
そもそも山が違います。
何が言いたいかというと、
山は一つではないということ。
なので、自分がどの山を目指しているのか、
しっかり見極めないと、
頑張って登ったのに、違う山だった・・・という
衝撃的な結末を迎えることになります。
間違ったことに気づいたとき、
本来目指すはずだった山の頂上にジャンプでひとっ飛びとできればいいのですが、
そうはいかないのが悲しいところで、
一旦下山して、もう一度登り直さないといけないのです。
山自体はあっているけど、ルートがズレたという程度なら、
ちょっと戻って軌道修正もできると思いますが、
そもそも登る山が違っていると大変です。
どの山を登ろうと人ぞれぞれ違っていいと思いますが、
自分が目指しているところをしっかり見極め、
そのための正しいルートを選んで欲しいと思います。
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(お願い)
このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう
時間を割き心を込めて書いております。
同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、
記事の内容を転載されることは構いませんので、
ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。