ボイストレーニングで声量upの方法

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    オオモンカエルアンコウ@モルディブ     「1週間で3オクターブの声が出せるようになる本」読者レッスンを 4/30と5/6に開催しました。   私のボイストレーニングの方法は、 とにかく無駄な力を抜く、リラックスすることがとても重要なので、 皆さん力を抜いて、リラックスするよう心がけながら練習に取り組んでくださっています。   本日は読者レッスンで出たご質問をご紹介しますね。   「力を抜いていって、その後どうやって声量はupしていくのか?」   同じことを疑問に思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。 今回に限らずレッスン生からよく聞かれる質問です。   書籍でももちろん、このブログやメルマガでも繰り返し何度も説明していますが、 読んでくださっているはずなのに腑に落ちていない・・・ そんな感じなんでしょうね。   この方は半年程前トライアルレッスンにご参加いただいていて、 その時に発声の仕組みをしっかり説明しているにもかかわらず・・・   それくらい1度や2度話を聞いたくらいでは 理解できないんですね。   理解することをブロックしているのが、 声量は力を入れることによってコントロールするという強い思い込みです。   このタイプの人にとって、   【声量は力ではなく共鳴】   このシンプルな事実を理解するのに時間がかかります。   どんなに理路整然と発声理論を説明しても、 今まで力むことで大きな声を出していたという経験が染み付いていて、 力を抜いたら声が出ないという発声の習慣、思い込みが根深く身に付いているので、 力を抜いて声が大きくなるということが受け入れられないし、 イメージできないのです。   当然と言えば当然です。 なのでリラックスした状態で伸びやかで豊かな声が発声できたとき、   「なに、今の声?????」   と衝撃が走るわけでもあるのですが・・・。   自分自身の身体を通してこの事実を体験できるまで、 納得できる境地には至らない人もいらっしゃいます。   そこまでひたすら練習あるのみなんですが、 皆さん結果ばかり求めて、 足下を固めることを疎かにしがちなんです。   スポーツと同じで、野球とかゴルフをされている方が、 力を抜いたら球が飛びません。 という質問をするのと同じかと思います。   無駄な力は抜いた方が距離は伸びるはずなんです。 私は野球もゴルフもしませんが、 原理は同じだとイメージはできます。   「力を入れないと十分な声量が保てません」という疑問を抱いている方は、 「力を入れないと打球の飛距離が保てません」という方のレベルと同じ と考えていただけると分かりやすいかと思います。   さて、共鳴についてもう少し知りたいという方は こちらこちらの過去記事をお読みください♪     (お願い) このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう 時間を割き心を込めて書いております。_ 同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、 記事の内容を転載されることは構いませんので、 ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。