ボイトレまた勘違い

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    コクテンフグ@モルディブ     先週金曜日は【1週間で3オクターブの声が出せるようになる本】 読者レッスンを開催しました。   今回のテーマは主に「チェストボイス」でした。   拙著で練習してくださっていた方々ですので、 練習の進捗状況や問題点などお聞きしてみました。   すると、前回に続きまた勘違いが見つかりました。   ある方が、 「CDの先生の声が大きくて、それに合わせて練習していたら、 1週間くらいで喉が痛くなってしまってそれから止めてしまいました。」   なななななんですって!!!   本の中でも「大きい声を出そうとせずリラックスしてください。」と 何度も注意しているのですが・・・・。   文字なのでこの方の意識に届いていなかったんですね。   そして、「CDは音量調節できるんだから音を小さくしたらいいのに。」 と指摘したら、それは思いつかなかったようでした。   基本が出来ていないのに大きな声張り上げてたら、 喉が痛くなって当然ですよ〜。   練習は一旦止めてしまっていたようですが、 今回のレッスンに奇跡的にご参加いただいたことで、 間違っていたことに気づいていただけて本当に本当に良かったです。   誰よりも力を抜いて、リラックスして、 喉にも身体にも負担のない発声を指導している者として、   拙著のトレーニングは、喉が痛くなる、声が枯れる、 そんな印象のまま終わられていたらと想像すると非常に恐ろしいです。   ボイトレは独学で正しく理解し練習をするのは難しいです。 ちょっとした勘違いで大きく道が逸れてしまい、 とんでもない結果になってしまいます。   このブログ読者の方で拙著で練習してくださっている方、 大きな声を出すことより、まずリラックスを最優先してくださいね。   正しく練習できていると、喉は痛くなりません。 声が枯れたりもしません。   付属CDの音量もご自身にとって心地よい音量にセットしてくださいね。 スピーカーやイヤホンから流れる大音量と張り合ってはいけません。   以上のことを再確認してみてくださいね。     (お願い) このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう 時間を割き心を込めて書いております。 同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、 記事の内容を転載されることは構いませんので、 ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。