ボイストレーニングと腹筋
タツノオトシゴ@ピピ島
先日のメルマガで、ボイストレーニングでは「腹筋と呼吸を手放してください。」
とお伝えしたところご質問がありました。
同じ疑問を感じている方もいると思いますので、
ぜひ参考にしてくださいね。
========== ↓↓M.N.さん 15歳 女性 ↓↓ ================
いつもメルマガを読ませていただいてます。
石川さんを知ったのは、2年前に歌をもっと上達させたいけどレッスンは行けない、
なら本を読んでみようと思って楽器屋に行って、
「1週間で3オクターブの声が出せるようになる本」を手に取ったときです。
さっき来たメルマガについて質問があるのですが、
「腹筋を捨てる」というのは、腹筋をつけてはいけないということですか?
私は部活でダンスをやっていて、
キレのあるダンスを踊るには筋肉が必要なんです。
どっちかを選べと言われても無理です。
ミュージカル俳優になりたいので歌もダンスも上達したいんです。
実際ミュージカル俳優はどうしているのでしょうか。
私はどうすればいいのでしょうか?
===== ↓↓ 石川からのお返事です ↓↓ =======================
結論から申し上げますと、
歌う時に腹筋を使わなければいいだけで、
腹筋を鍛えることは何も問題ありません。
歌のために腹筋を鍛えることは意味がありませんが、
腹筋を鍛えてはいけないという意味ではありません。
踊りながら歌う人には、
私の発声法をぜひ習得していただきたいと思っています。
歌うことに無駄な力や意識が要らなくなったら、
ダンスによりエネルギーを注げるようになりますよね。
そうなると歌もダンスもより生き生きしてくると思うんです。
声の観点から一点注意して欲しいのは、
首を鍛えないということです。
それから、実際ミュージカル俳優はどうしているかと言うと、
人それぞれで、全員が同じではないと思います。
もともと歌が上手くて、
無駄な力を入れずに上手に歌えている人もいると思いますし、
逆に喉に負担をかけて頑張っている人もいると思います。
お腹から声を出してと指導する指導者がほとんどですから、
それを実践している人が大半だと思います。
腹筋ではなく声帯のコントロールを指導できる指導者は、
またほとんどいないのが現状です。
長く活動していこうと思ったら、
喉や身体に負担のかからない発声法が絶対必要です。
ミュージカル俳優という素晴らしい夢に向かって、
頑張ってくださいね。応援しています♪
================================================