効果的にボイストレーニング
アオウミガメ@ブナケン島
ボイストレーニングを日課にしている方も多いと思いますので、
本日はより効果的にボイストレーニングを行う方法をご紹介します。
と言っても、それほど大げさなことではく、
以外とやってしまっている人が多い落とし穴についてお話します。
それは・・・
「ながら練習」
現代人は皆さんあれこれ忙しいので、
何かしながらボイトレの練習をしようと考えるようです。
お気持ちはとてもよく分かるのですが、
一旦冷静に考えて欲しいのですが、
何かしながら片手間にやって本物の技術が身に付くと思いますか?
そうだったらとても嬉しいのですが、
残念ながらそんなに甘くないのです。
子供がテレビ見ながらピアノの練習をしていたら親はどうするでしょう?
きっと注意してテレビを消してしまうと思います。
なのにそんな大人が自分の練習となると、
「ながら練習」を平気でやってしまうのです。
私の生徒でもレッスンを始めたての人に話を聞くと、
「お料理しながら練習してます。」とか、
「通勤時間に(歩きながら、車を運転しながら)練習してます。」
と得意気にお話してくれる方もいらっしゃいます。
しかし、ボイストレーニングはとても微細な感覚を必要とします。
1cm~1.5cmの声帯をコントロールする訳ですからとても繊細なんです。
それを「ながら練習」ですませられるはずがないのです。
でもそれをやっている人が以外と多い。
そして、ご本人はまじめに練習しているつもりになっているので、
これまた厄介なのです。
ボイストレーニングは発声の技術を身に付けるものなので、
より声や声帯、喉、身体全身に意識を向け練習する必要があるのです。
見えない器官をコントロールするので他に意識が向いていたらできないのです。
声に集中する時間、
集中の質が上達のスピードに影響を及ぼします。
同時にいろいろなことをやって効率良くしているはずが、
実は効率が良くないという落とし穴。
ダラダラとながら練習をしていた方は、
ご自身の練習の質、集中力の質を見直されると効果が俄然Upすると思います。
他のことに意識を向けて30分練習するなら、
(これを練習と呼んでいいのかとても疑問ですが)
10分集中して取り組んだ方が質の良い練習になります。
さらに速く上達したい方は、
質の良い練習をたくさんやれば言い訳です。
同時にやって成り立つものと、
そうでないものがあるということですね。
(お願い)
このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう
時間を割き心を込めて書いております。
同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、
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ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。