ボイトレとファルセット

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    アオウミガメ     先日配信いたしましたメルマガ。 ブレイクポイントとミックスボイスに関する内容でした。   そのメルマガを読んでいただいた読者の方から、 早速ご質問がありました。   同じような疑問を感じている方も多いと思いますので、 皆さんともシェアしていきたいと思います。   ————————–ご質問内容————————–   先日のブレイクポイントに関するメールをいただいて、 自分のブレイクポイントはどこなのか確認してみました。   チェストボイスは高いところまで出るのですが、 ファルセットの低いのが上手く出ずにつながりがなくなってしまいます。   この場合はファルセットを重点的に行った方がいいのでしょうか?   ————————————————————– <石川からのお返事>   早速ブレイクポイントを確認していただきありがとうございました。 熱心に練習されている様子が伝わってきます。   「チェストボイスは高いところまで出るけど、 「ファルセットの低いところが弱い」と自覚があるようですね。   その自己判断は間違っていはいないと察するのですが、 不十分である可能性も潜んでいると思われます。   チェストボイスが高いところまで出ているようですが、 果たして正しく出せているか?   出ているには出ているけれど、 喉が締まっていたり、無駄な力に頼って出していないか?   ファルセットの低いところは上手く出ないようですが、 ファルセットで高いところは正しく出せているのか?   どのように発声されているかが重要なので、 そこをもう一度確認していただいた方が良いと思います。   ファルセットの高い部分が正しく発声出来ているとしたら、 そのまま下がってくるだけなので問題はないと思います。   それがスムーズにできないのであれば、 根本的な問題がある可能性が高いと思います。   チェストボイスに問題がないのであれば、 以後ファルセットを重点的に練習していけばいいでしょう。   もう一度ご自身の発声の質を確認していただき、 チェストボイスにも問題があるとすれば、 チェストボイスはチェストボイスで正しく鍛え、 ファルセットはファルセットで正しく鍛える。   ブレイクポイントのないミックスボイスを作るためには、 両方をバランス良く練習されることが必要ですね。   何れにしてもいただいたメールから判断すると、 ミックスボイスはまだ完成していない状態で ブレイクポイントも存在していると思われます。   これからもコツコツ練習を続けてみてください。 応援しています♪ ——————————————————————————————-   お役に立てましたでしょうか?   素朴な疑問ですが、独学で練習されていると、 小さなことで迷ったり疑問が湧いたりするものです。   発声器官は目に見えないので、 正しく体験していただく一番の近道は、   レッスンを受けることです!!   これは絶対間違いありません。   とは言え、適当なレッスンもありますので、 くれぐれもお気をつけください。   お一人お一人の癖や状態に合わせて、 石川が直接一対一でボイストレーニングをするレッスンをご希望の方は、 こちらからお申込いただけます。     (お願い) このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう 時間を割き心を込めて書いております。 同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、 記事の内容を転載されることは構いませんので、 ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。