ボーカルの練習
＠ロタ島
前回「歌う時は口を大きく開けた方が良いのか？」というご質問と回答をご紹介しました。
本日はさらに皆様のボーカル練習にお役立ていただける、
口のサイズより大事なことについて追加でお話していきたいと思います。
口を大きく開けても喉が締まっていたら意味がないということで、
口は顎関節や下あご、首筋、舌が弛緩した状態を維持できるサイズが良かったですね。
そして、口の大きさより大事なことは、
それぞれの母音の形をきれいに形作ることなんです。
日本人はあまり口を動かさずに話す傾向があります。
どの母音を発音しても口の形が一緒なんてこともよくあります。
それほど大げさに動かす必要はないですし、
母音の形を意識し過ぎて、顎関節、下あご、首筋、舌に力が入ってしまっては無意味。
とは言え、各母音ごとの形の違いはありますので、
その形を弛緩した状態の中で意識することは、
美しい母音を形成するために重要なポイントです。
美しい母音は美しい声へと繋がる大事な要素なので、
a i u e oを弛緩した状態の中で美しく発音できているか？
ぜひチェックしてみてくださいね。
母音を美しく発音できるようになりたい方は
「目で見てDVD確認ボイトレ」をご覧ください。
（お願い）
このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう
時間を割き心を込めて書いております。
同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、
記事の内容を転載されることは構いませんので、
ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。