ボイストレーニング東京
夜空@ロタ島
ボイストレーニングを東京・自由が丘で開催しておりますが、
先日のトライアルレッスンで受けた質問をご紹介したいと思います。
「歌う時は大きな口を開けた方がいいのでしょうか?」
この質問は良くある質問のひとつだと思います。
皆さん直感でどう思われますか?
口を大きく開けると=喉が開く
とか
口を大きく開けると=声が良く出る
などと思われるかもしれません。
しかし、大事なことは口のサイズではなく、
喉が開いているかどうかという点なんですね。
×口の開き具合=喉の開き具合
ではないのです。
でも勘違いしている人はとても多かったりします。
口を大きく開けてたことで顎関節や下あごから首筋、舌に力が入ると、
喉の筋肉が緊張し喉を締め付けてしまう結果となります。
そうなると折角頑張って大きな口を開けても意味がなくなってしまいます。
口を大きく開けても喉が締まっては無意味なんです。
喉を開いておく、緩めておくためには、
顎関節にゆとりがあること、
下あごから首筋、そして舌が弛緩していることが重要です。
そうなると、どれくらい口を開いたら良いか?
という答えも自ずと見えてきますよね。
顎関節や下あご、首筋、舌にゆとりがある状態で口が開けるサイズ。
なので、人によって顎のサイズ、口のサイズは違いますから、
大きく開ける人もいますし、小さくしか開けない人もいます。
大事なのは口のサイズではなく喉の開き具合なので、
気にしなくて大丈夫です!!
口は大して開けなくても喉を開いて歌うことは可能です♪
(お願い)
このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう
時間を割き心を込めて書いております。
同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、
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ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。