3オクターブのボイトレ

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     ヨスジフエダイ&ノコギリダイ@ロタ島     前回、3オクターブとは 正しいボイトレで十分練習できていれば誰でも手に入る声域とお話しました。   本日はこのブログをお読みの方には、 ぜひ心得て置いていただきたい大事なことをお話します。   拙著をお読みいただいている方も多く、 「3オクターブ」というキーワードにだけ反応し、 結果を求めてしまう方が多いのではないかと危惧しています。   私が直接レッスンしている人にはいないのですが、 トライアルレッスンなどに来てくださる方の中にいるのですが、   「私、3オクターブはでるんです(でも問題山積)。」   とおっしゃる方。 3オクターブ出ることが重要なのではなく、   ☆ 発声器官の仕組みを妨害することなく発声できているか☆   ここが重要なんです。   無理矢理強引にというと大げさかもしれませんが、 取りあえず3オクターブ出して、 出た、出ないと言っているだけでは何も意味がないのです。 喉が締まっていたり、息が不自然だったり、 自由に自分の声をコントロールできていなければ意味がないということ。   私が言っている「3オクターブ」とは、 リラックスの中で発声器官の本来の機能を自然に生かした発声によって たどり着く3オクターブです。   辛くないし、頑張ってないし、無理してない そんな「3オクターブ」です。   皆様がイメージしていた「3オクターブ」と違っていたら、 今すぐその声の【質】に注目してみてくださいね。     (お願い) このブログは歌の上達を目指す方のヒントとなる内容を掲載できるよう 時間を割き心を込めて書いております。 同業者やボイトレに関する情報を発信している方にもお読みいただいているようですが、 記事の内容を転載されることは構いませんので、 ルールとして必ず「ヴォーカル講師の石川芳によれば」と一言添えてお使いくださいね。