ボイトレ体験in自由が丘
ドクウツボ@沖縄・慶良間
先週自由が丘で行われたトライアルレッスンで、
石川のボイトレを体験していただいた方の感想をご紹介します。
前回の続きです。
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I.A様 男性 東京都
百聞は一見にしかずと言う諺が有りますが、
今回は百読は一験に過ぎずでした。
本を何回も読んで想像して見ても良くわからない事が沢山ありました。
でも先生の説明を受けたらあっそういうことかとすぐに分かる事が多かったので
全ての説明がみな私には良かったと思います。
例えばチェストボイスとファルセットの事ですが、
私の理解ではチェストボイスは普通の声=地声、
ファルセットは高い声を出そうとしたときに出す裏声で
この二つは声帯が全く別の振動をして出るのであって
此の境は明確でだれでも聞いて分かると思っていました。
ところが先生はなめらかに繋げていくと
プロでないと区別がつかないと言われました。
そして最後の方で説明の有ったチャートで
色々なタイプの声の持ち主を出して
チェストボイスとファルセットを出す領域のパターンを示し、
理想的なパターンはピッチの低いところから高いところまで
チェストボイスとファルセットの両方が混ざり合っている
と言う事でびっくりしました。
今までの理解ではこの二つは全く別のもので
一つしかない声帯から同時に両方の声を出す事は出来ない
と思っていた事が間違いであることが分かりました。
それから、帰り道考え続けた結果今は、
チェストボイスもファルセットも基本的には一つの声帯で
同じように発生しているが、
発生した音の共鳴の仕方が違うのだろうと言う事に思いつきました。
また先生の講義に参加した時に先生にいくつかのピッチの声を選んで、
同じピッチに対してチェストボイスとファルセットで
声を出して頂いて何がどう違うのか確認したいと今から興味を持っています。
先に本を読んで色々考えていたので特に疑問点が明確にわかってきて、
本当に有意義な時を過ごしました。
私が文部省の役人なら小学校で声の出し方を教えるように
カリキュラムに入れるよう努力しますね。
但し発声理論の違いから混乱が起こるかもしれませんが。
癖がついて固まってしまう前にこれをある程度教えておけば
日本人は世界一歌の上手な人が多い国になるのではないかと思います。
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同じピッチでチェストボイスとファルセットを出したときの違いは、
共鳴の違いではなく、
声帯と息のコンビネーションの違いです。
発声の仕組みは知れば知るほど面白いです!