「喉を開く」
これは発声においてとても重要な要素です。
先週、実際にレッスンであった勘違いをご紹介します。
ご自身で試行錯誤されながら練習されている方にも
参考にしていただけると思います。
その方は私の書籍やDVDで1年以上練習をして、
満を持して今年4月からレッスンに参加してくださった方なので、
リラックスすること、喉を開くということの重要性をしっかり認識されていました。
そして、レッスンの中で、
「a」の母音でスケールを歌っていると
「ha」になる
これは多くの人によくあることなんですが、
必要以上に息を使っているとそうなるんです。
その点を指摘して「a」に軌道修正していきました。
終了後、ご本人の感覚としては、
「ha」だと喉が開いている感覚で、
「a」だと喉が開いている感覚がしないとのこと。
なるほどね〜
実はこれ、初心者が陥る勘違いの典型。
喉が開いている状態と、
声帯が閉門できず開いちゃっている状態との違い。
喉、首回りの筋肉は弛緩した状態で、
その内側で声帯が閉じたり開いたりしているので、
声帯が開閉しているのか、喉が開いているのか締まっているのか、
その感覚をしっかり分けることが大事なんです。
今回のレッスンでは私が実際に、
声帯が開いてしまっているパターンと、
喉は開いて声帯が閉門しているパターンとを
やって見せて違いを理解してもらいました。
なので一瞬で解決しました。
レッスンに来ていただけると話は早いのですが、
私の書籍やメルマガ、このブログで
練習をしていただいている方もいらっしゃいますので、
間違った練習をしないためにもぜひご自身の声を確認してみてください。
喉を開いて声を出そうと意識して練習しているそれは、
実は声帯が開いてしまっているだけ?
ということになっている可能性はないか??
「a i u e o」を発音した時に「ha hi hu he ho」になっている人は、
今すぐ軌道修正してくださいね。
いつも言っていることですが、
腹圧で声を出そうとすると無駄な息が出てしまいます。
お腹周りから喉までを十分リラックスさせて、
しゃべる時の息の量で発声してみてくださいね。
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